Planes of Fame Museum(日本機編) [航空機]
先週の米国等への出張の前に、先方に「もし出来たら・・・」とリクエストしていた、ロサンゼルス近郊に有るチノ飛行場に併設された航空博物館「Planes of Fame Museum」に、念願かなって行くことが出来ました!!
入り口には写真のB17が出迎える中
「きっと、今日この日のために、子供の頃から航空マニアをして来たんだ!!」
と感慨にふけりつつ(笑)中へ。
やはり地元&戦勝国ということで、米国機が多いですが、まずは我が日本機から紹介することに。
日本の大戦中の航空機として、多くの人が真っ先に名前が浮かぶであろう、ゼロ戦こと零式艦上戦闘機の52型。
この機体は、たしか世界で唯一のオリジナルエンジンの中島・栄で飛行可能な機体で、何年か前の映画「パールハーバー」で飛行したのはこの機体だったはず。
次は、零戦の設計者の堀越氏が、次に設計に取り掛かった局地戦闘機「雷電(J2M)」
日本機には珍しく、ずんぐりむっくりした零戦とは対照的な機体ですが、約一万機生産された零戦に比べ、こちらの生産機数は約400機程度で、現存するのはこの一機だけとか!?
世間的には不人気かもしれませんが、自分は結構好きなんです(笑)
大戦中の日本海軍の主力爆撃機であった一式陸上攻撃機。
と言っても、コンディションはボロボロなので、逆にそれを利してか、ジャングルに撃墜された機体といった感じのジオラマ設定での展示。
この姿を見ると、撃墜された山本五十六長官機を想像する人は、かなり多いかと思います。
大戦末期、その一式陸上攻撃機に抱えられて米国艦隊に接近し、搭乗者を乗せたまま敵艦に突入するために開発された、特別攻撃機「桜花」
これを航空機というかどうかは疑問があるところですが、そもそも制空権を失った上、運搬するのが被弾に弱い一式陸攻では、成功例が殆ど無かったのも、無理からぬ話しで…。
こちらも大戦末期に、ドイツから潜水艦で送られたMe163の簡易図面のみを参考に開発されたロケット戦闘機「秋水」
ただ本家ドイツでも一機落とす間に事故で10機失われるは、漏れた燃料でパイロットを溶かすわの機体を、物資欠乏の日本で運用できたかは、甚だ疑問なんですが…。(ちなみに、これのコピー元のMe163もここには有ります!!)
最後は、復元作業中の艦上爆撃機「彗星」
確か靖国神社にも「彗星」は有ったと思いますが、あちらは元々の水冷エンジン型で、しかもエンジン重量に機体が耐えられないとかで、エンジンは別展示と聞いた記憶が!?
対するこちらは、陸軍の五式戦闘機と同様に、水冷エンジンの入手困難から、空冷に転換を図ったタイプ(33型?)
ただ、調べてみると機体の腐食等により、復元しても飛ぶのは難しく、せいぜいエンジンを回してのタキシング程度との話ですが、個人的にはこんなマイナーな機体を綺麗に復元してくれるだけでも、日本人としては有難いかと!?
なんたって日本には、飛行可能に復元(しかもこの場所で)してくれた四式戦闘機「疾風」を、あっさりボロボロニ腐らせて飛べなくした前科が有りますから・・・(泣)
残念だったのは、当然ながら、このためだけに米国に来たわけではないので、滞在時間が一時間程度しか取れなかったので、各機体を丹念に見る時間がなかったことと、写真撮影もラフになってしまったことですが、それでも自分にとっては、一生モノの行程でした。
さて次はドイツ機その他編として、最後にアメリカ機編とする予定です。
入り口には写真のB17が出迎える中
「きっと、今日この日のために、子供の頃から航空マニアをして来たんだ!!」
と感慨にふけりつつ(笑)中へ。
やはり地元&戦勝国ということで、米国機が多いですが、まずは我が日本機から紹介することに。
日本の大戦中の航空機として、多くの人が真っ先に名前が浮かぶであろう、ゼロ戦こと零式艦上戦闘機の52型。
この機体は、たしか世界で唯一のオリジナルエンジンの中島・栄で飛行可能な機体で、何年か前の映画「パールハーバー」で飛行したのはこの機体だったはず。
次は、零戦の設計者の堀越氏が、次に設計に取り掛かった局地戦闘機「雷電(J2M)」
日本機には珍しく、ずんぐりむっくりした零戦とは対照的な機体ですが、約一万機生産された零戦に比べ、こちらの生産機数は約400機程度で、現存するのはこの一機だけとか!?
世間的には不人気かもしれませんが、自分は結構好きなんです(笑)
大戦中の日本海軍の主力爆撃機であった一式陸上攻撃機。
と言っても、コンディションはボロボロなので、逆にそれを利してか、ジャングルに撃墜された機体といった感じのジオラマ設定での展示。
この姿を見ると、撃墜された山本五十六長官機を想像する人は、かなり多いかと思います。
大戦末期、その一式陸上攻撃機に抱えられて米国艦隊に接近し、搭乗者を乗せたまま敵艦に突入するために開発された、特別攻撃機「桜花」
これを航空機というかどうかは疑問があるところですが、そもそも制空権を失った上、運搬するのが被弾に弱い一式陸攻では、成功例が殆ど無かったのも、無理からぬ話しで…。
こちらも大戦末期に、ドイツから潜水艦で送られたMe163の簡易図面のみを参考に開発されたロケット戦闘機「秋水」
ただ本家ドイツでも一機落とす間に事故で10機失われるは、漏れた燃料でパイロットを溶かすわの機体を、物資欠乏の日本で運用できたかは、甚だ疑問なんですが…。(ちなみに、これのコピー元のMe163もここには有ります!!)
最後は、復元作業中の艦上爆撃機「彗星」
確か靖国神社にも「彗星」は有ったと思いますが、あちらは元々の水冷エンジン型で、しかもエンジン重量に機体が耐えられないとかで、エンジンは別展示と聞いた記憶が!?
対するこちらは、陸軍の五式戦闘機と同様に、水冷エンジンの入手困難から、空冷に転換を図ったタイプ(33型?)
ただ、調べてみると機体の腐食等により、復元しても飛ぶのは難しく、せいぜいエンジンを回してのタキシング程度との話ですが、個人的にはこんなマイナーな機体を綺麗に復元してくれるだけでも、日本人としては有難いかと!?
なんたって日本には、飛行可能に復元(しかもこの場所で)してくれた四式戦闘機「疾風」を、あっさりボロボロニ腐らせて飛べなくした前科が有りますから・・・(泣)
残念だったのは、当然ながら、このためだけに米国に来たわけではないので、滞在時間が一時間程度しか取れなかったので、各機体を丹念に見る時間がなかったことと、写真撮影もラフになってしまったことですが、それでも自分にとっては、一生モノの行程でした。
さて次はドイツ機その他編として、最後にアメリカ機編とする予定です。
2012-05-23 19:21
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こんばんは!
出張は大陸でも、太平洋を越えた大陸だったのですね。
それにしてもいいものを見てきましたね。しかし、旧日本軍とはいえ日本ではなくアメリカで見るというのが戦争の何たるかでしょうか。
>桜花
戦場漫画シリーズ出てきましたが、泣ける話だったと思い読み返しました。
ちなみに雷電は自分も好きな戦闘機の一つです。
by ミウラSV (2012-05-23 21:58)
>>ミウラさんへ
LAと日本では、時差が16時間あるので、時間調整的な日が設けられたので、その日に行くことが出来ました。
結構、日本から来る航空機マニアもいるようで、自分は帰り際に募金箱に5ドル入れてきました(笑)
>桜花
松本零士氏の「音速雷撃隊」ですね。
戦場漫画シリーズから幾つかをピックアップしたOVAにこの話しが入っていたので、タイトルで検索すると、YouTubeかで見ることが出来ます。
by ZENON (2012-05-24 22:28)
こんばんはー、先にナイス入れておいたのですが、遅レスです~・・・
彗星の33型が残っていてレストアされているのには、驚きでした。同様な経緯を辿った陸軍の「五式戦」よりも活躍の場が無くなってしまった空冷彗星。ビックリしました。
靖国神社の「彗星」、ご存知かも知れませんが当時、日テレ「水曜スペシャル」の企画で回収され組み直した物なので強度的な問題も多々あるかな?と。
続きも、ワクワク待っております~。
by ひまねね (2012-05-25 21:42)
>>ひまねねさんへ
靖国の彗星の復元プロジェクトのテレビ番組については、自分も見た記憶があります。
確か、風で勝手にプロペラが回りだしたシーンが最後だったような?
ただ、調べてみるとこの彗星のエンジンは金星ではなく、P&Wかどこかのものだとか!?
まあ、この手の金のかかる設備が維持できるのは、戦勝国であることの他に、寄付文化の根付いたアメリカだからというのもあるのでしょうね?(HPから寄付も出来るようになってますし)
by ZENON (2012-05-26 09:23)
先日はどうも!(^^)
久々にお邪魔してみたら、こりゃまた我々の世代をコチョコチョとくすぐる話題ですねぇ。
やっぱり皆さん「戦場まんがシリーズ」を読まれてますな(笑)
やっぱり「音速雷撃隊」や「スタンレーの魔女」を思い出しますね。
個人的には「流星改」も好きなんですが・・・これも現存しているのはスミソニアンに保管されている1機のみのようです。
例え里帰りできなくてもいいから、こうした場所で綺麗にレストアされて保管されているだけでも嬉しいですね。
いつか見に行きたいな~。100%観光で(^^)
by HAL9000 (2012-05-27 20:02)
>>HALさんへ
やはり自分たち世代は、ヤマトを始めとして松本零士氏の作品は、通過儀礼なんですかね?(笑)
まあ、はっきり言って昨今の氏の言動は「やはり機械の体が欲しかったんだね・・・」って感じですが。。。
>100%観光で・・・
そこが、最重要なところかもしれませんね!?
自分も個人で行ったならば、あと数時間は滞在したことは確実ですから!!(笑)
by ZENON (2012-05-27 23:11)